当寺の歴史の始まりは、尾張国丹羽郡稲置(現在の犬山市・小牧市周辺)にあったという薬師尊像を安置していた杉御堂に詣でた坂東充蔵という小牧の地頭が自ら勧進をして小牧山嶺に諸堂を建立し尊像を鎮守となし、「東充寺」と称したことから始まったと伝えられている。
その時に鎮守として安置されたる尊像は三河国鳳来寺峯の薬師如来と同木同作にして利修仙人(白鳳時代)の作と伝えられている。
その後、天正年間織田信長公清洲に居城の時、その地に移り、觀仙察公上人の開山とされる。
また慶長十四年六月、徳川義直公名古屋城築城の際の命により現在の地(東寺町)に移り今日に至る(慶長遷府・清洲越し)。
東充寺のご本尊様は「阿弥陀如来座像」(元禄時代造立)
宗旨は「西山浄土宗」です。
総本山は京都府長岡京市にあります「総本山光明寺」様です。